自宅や友人・知人の家、オフィスやカラオケルーム、果てはラブホ等など、「もしかして隠しカメラが仕掛けられている?」と疑った事ってありませんか?
ただ、その場で探すのがなかなか難しい状況だったり、そもそも肉眼で見つけるのも難易度が高いと思います。
かと言って、仮に状況証拠があったとしても、確固たる証拠がない限りは警察や役所はなかなか動いてはくれません。
ではどうやって、盗撮の証拠となる隠しカメラを発見するのか?
結論から言うと、発見器を購入して自分で調査するか、業者に頼むかの2択です。
では、どちらを選ぶべきなのか?
本当にこの2択しかないのか?
その疑問を、ひも解いていきたいと思います。
隠しカメラの種類を知る
まず大前提として、隠しカメラには大きく分けて2つの種類がある事を知っておく必要があります。
1つは、撮影画像もしくは動画データを、無線で離れた場所に送信する無線式(電波式)と呼ばれるカメラです。
このタイプのカメラであれば、盗撮犯は、遠方にいながらして映像を取得する事ができるわけです。
そしてもう1つは、データを、カメラ本体、もしくはSDカード等のメディアに保存する有線式(光学式)のカメラです。
無線式に対して、こちらは盗撮犯からすれば、カメラ本体、またはメディアを回収しなければいけない手間が生じます。
さて、では質問です。
あなたが盗撮を疑っている室内に、この2つのうちのどちらのタイプの隠しカメラが仕掛けられていると思いますか?
はい、当然と言えば当然なのですが、そんな事は分かりませんよね。
なので、どちらのタイプのカメラにも対応する探し方をしなければいけないわけです。
まずはその事を念頭においていただき、次の説明に映らさせていただきます。
無線式・有線式、両方の隠しカメラを見つける方法
上で説明したように、隠しカメラには無線式と有線式があります。
そして、これら両方を見つける為には次の2つの方法があります。
① 100%肉眼・人力による調査
室内のすべての箇所を肉眼で確認し、隠しカメラを発見する方法です。
おもいっきりカメラの形をしているもの、レンズ剥き出しのものは、よっぽど巧妙に隠していない限りは時間さえかければ見つける事はできるでしょう。
問題は、身近なものに擬態したカモフラージュ型のカメラです。
時計やOAタップ、火災報知器、ペンやライター等など、見た目ほとんどカメラとは分からない形をしているので、探すのは本当に厄介ですし、時間と労力を必要とします。
(カモフラージュタイプの隠しカメラ)
とりあえずの見分け方としては、USBコネクタが付いていたり、SDカード等の記憶メディアが差し込めるような仕様になっていたら要注意、といったところでしょうか。
しかし、そのUSBコネクタやSDカード差込口も簡単には分からない場所に付いていたり、ただ単にそういう機能のついた機器なだけでカメラではない場合もあります。
そもそも、この方法で判別できるのは有線式のカメラだけで、無線式ならばそういったコネクタ類がない事も多い実情もあります。
また、ラブホ等にあるような埋込み式のミラーや、自宅にあるシャンプードレッサーの鏡などの奥に、マジックミラーを使った隠しカメラが仕込まれていた場合はどうでしょう。
カメラを見つける事ができるでしょうか?
このように、発見器なしで隠しカメラの調査を人力で行なおうとすると、かなりの労力と時間を強いられ、かつ、見落としの危険性も高まりますので、あまりおすすめできるものではありません。
② 隠しカメラ発見器を使って調査
では次に隠しカメラ発見器を使用しての調査の場合はどうでしょうか。
基本的には、発見器を使う以外は①の人力と変わらないのですが、その効率性が桁違いに上がります。
今回は以下の無線・有線両対応の発見器を例に挙げて説明させていただきます。
無線式隠しカメラの探索
まず無線式カメラの調査ですが、これは無線式カメラが発する電波の強弱で位置を把握します。
発見器が無線電波を見つけると、音とバイブでその無線強度を知らせてくれます。
その発信源が近く、強くなれば、5段階表示のアンテナの数が増えていく事でカメラとの距離が分かる仕組みですね。
要は、部屋の中を歩き回っていれば隠しカメラの位置を把握する事ができる、ということです。
この機能により、通常見つけるのが困難な、前述のマジックミラーの奥に隠れた隠しカメラを見つける事も可能となります。(マジックミラー奥に設置されるような、出し入れ困難な固定設置型の隠しカメラの場合、ほとんどの場合は無線式カメラ)
ただし、もちろんですが、有線式の隠しカメラを発見することはできません。
有線式隠しカメラの探索
次に有線式カメラの調査ですが、これは、発見器のファインダーを通して覗くと、隠しカメラのレンズ部分が、発見器の照射する赤外線ライトを反射して赤く点滅する事で、その場所を特定する事ができる、という仕組みになります。
ファインダーを通して、部屋全体をゆっくりと見て回る事が必要とはなりますが、この方法であれば有線式、無線式問わず隠しカメラを発見する事ができます。
ただし、前述のように、マジックミラーを利用したような、カメラのレンズが完全に隠れた状態のものは発見する事ができません。
さて、以上のように有線式・無線式両方のチェックをすることで、①の人力調査に比べ、格段に効率よく、しかも、理論上はほぼすべての隠しカメラを把握する事が可能になります。
なので、
発見器を購入するのであれば、間違いなく両対応のものを購入した方が良いです。
探偵に依頼するメリット
ただし、やはりここで問題となってくるのは、結局は調査をするのは人間だということです。
人が調査をする以上、その人の経験や技術の程度によって、精度も変わります。
例えば盗撮犯が、天井の模様に合わせてカメラを加工・設置し、しかも回収の手間や労力を顧みず、有線式のカメラを設置していたらどうでしょう?
注意深くチェックさえしていれば、有線式の発見器で見つける事はできるでしょうけど、天井まできちんとチェックできますか?
こういう気付きにくいところまでキチンとチェックしてくれるのが探偵であり、探偵に依頼するメリットでもあります。
心配な方は依頼してみるのも良いかもしれません。
ちなみに、費用は場所によって変わるようですが、大阪市内で、1部屋の見積もり金額が9万7千円。
2LDK全部屋で10万8千円でした。
まとめ
では、まとめ。
隠しカメラには無線式と有線式があり、盗撮犯側からすれば、無線式は録画データの回収の為に室内に入る必要がなく、有線式は録画データの回収の為に本体またはSDカード等のメディアを回収する必要が生じる。
有線式カメラの発見器は、カメラのレンズさえ見えていれば有線式・無線式問わず隠しカメラを発見することができる。
無線式カメラの発見器は、部屋を歩き回るだけでカメラを発見でき、かつレンズが見えていない状態のものでも発見可能だが、有線式カメラを発見する事はできない。
隠しカメラの探索は、発見機のない状態で行なうのは非効率的な上、見逃す可能性が非常に高くなる。
しかし、注意不足で見落とす可能性も十分考えられる為、心配な方は探偵に頼んだ方が安心。
おすすめの隠しカメラ発見器↓
おすすめの探偵(業界最大手!原一探偵事務所)↓