女性・男性問わず、浴室では裸という一番無防備な状態になります。
そして現代社会においては、スマホカメラの普及や様々な小型カメラ・隠しカメラの普及で、いつどこで悪意をもったカメラレンズがあなたを狙っているか分かりません。
だからこそ、そんな無防備な状態の浴室内においては盗撮対策は絶対にかかせないのです。
賃貸マンション、中古分譲住宅(マンション)、ビジネスホテル、ラブホ、自宅でさえ疑うべき場所であり、用心をしすぎということは言えない社会状況が存在するのです。
賃貸住宅や中古分譲マンション。
前の住人がカメラを仕掛けていないと言い切れますか?
ほとんどの不動産屋やクリーニング業者は、カメラの有無までわざわざチェックはしてくれませんよ。
ビジネスホテルやラブホ。
店長やオーナー、アルバイトスタッフ、直前の客が仕掛けていないと言い切れますか?
自宅。
親戚や訪問客(友人・知人)、はたまた侵入者が仕掛けていないと言い切れますか?
いや、上記は決して「仕掛けられている」と言っているわけではなく、可能性がないとは言い切れない、という事を言いたいんです。
自分の身は自分で守るしかないのが実情なんです。
では、具体的にはどうやって身を守れば良いのか?
それは、浴室内のカメラ設置ポイントをしっかりと把握し、そのチェックを確実に行なう事です。
浴室内のどこに隠しカメラが仕掛けられているのか
鏡(ミラー)
盗撮犯としては、女性の顔と身体全体が写っているのが理想形ですよね。
となると、鏡は自分の顔や身体をチェックする為のものなので好都合なわけです。
しかも、照明が近くについたタイプなら、裏から配線をつなげて電源確保までできちゃう事もあったりで願ったり叶ったりなんですよね(^^A
発見方法
・鏡と壁面に隙間があり、鏡が薄く、コード類もなければ大丈夫
・鏡が取り外せるタイプなら、取り外してカメラの有無をチェック
・はめ込み式ならば、鏡を軽くノックして奥が空洞になっていないかをチェック
・はめ込み式ならば、奥から電波が出ていないかを無線式カメラ探知機でチェック
照明付近
先程も触れましたが、照明付近は隠しカメラの電源を裏から確保する事も可能な事もあり、比較的設置されやすいです。
また、最近では浴室であっても一部LEDライトを使っている場所もあるのですが、長寿命なLEDは、ライトの交換頻度が極端に減る為、交換の際に隠しカメラが発見されるというリスクが減ってしまい、そこがまた盗撮犯が隠しカメラを設置する理由となってしまっています。
発見方法
・照明の交換方法と同じ要領でライトを外し、枠や内部をチェック
・照明自体(電球やLED)がカメラ内蔵のものもあるのでレンズがないかをチェック
換気口・換気扇
大抵の浴室には、換気口・換気扇がついていると思います。
そして、この部分にカメラを着けられてしまうと、割と浴室の大部分を広く撮影されてしまいます。
しかも、上部ということもあり目につきにくく、かつフィルターの後ろ側からフィルターの隙間に合わせて(もしくはフィルタに穴をあけて)カメラレンズを設置されると、まず肉眼ではカメラを発見する事は難しいでしょう。
ここは、仕掛ける側からしたら、素人でも可能
発見方法
・換気扇の蓋やフィルターを外し、内部を隅々までチェック
シャワーヘッド
これは施工がなかなか難しい部分ではあるのですが、十分に可能性のある箇所です。
なんせ、シャワーヘッドの先には無数の穴があり、その1つにピンホールカメラがあったとしても、まず気付けないからです。
発見方法
・ヘッドを外して中を見る
小物類
シャンプーやリンスの容器、石鹸置き、歯ブラシ立てなどの小物類にカメラを仕込まれる事もあります。
容器類に関しては、市販のものに移し替えていない専用容器であったとしても、十分改造は可能ですので、まずは疑ってみましょう。
発見方法
・容器の中身を出して中を見る
まとめ
以上がチェックするべき隠しカメラの設置箇所です。
上記の中で、特に注意が必要なのが、シャンプーボトルや歯ブラシ立て等の小物類と、換気扇・換気口です。
この2箇所に関しては、市販の小型カメラや防水カメラ(こういった感じのもの)でも、比較的容易に設置できてしまうからです。
バッテリーの高容量・小型化が進み、動体検知や音感検知の機能を搭載したカメラならば、数日~数ヶ月可動し続けます(長いものなら半年以上可動するものもある)。
ただし、素人設置の場合は大抵の場合バッテリー稼働のものなので、犯人による回収が必ず行なわれます。
なので、上記箇所をチェックして隠しカメラを見つけた際は、逆に脱衣所等に隠しカメラを設置して、犯人を特定・確保するのもいいかもしれませんね。